つくば市二ノ宮のトランクルーム。賃貸マンションの一階テナント工事
《なぜ有効活用したのか》
今、流行り??のトランクルーム。元々は車屋さんがはいっていた賃貸マンションの一階部分が長い間空いていたためトランクルームにする計画があり、携わらせて頂きました。
トランクルームのサイズには決まりがあり現地の大きさを元にどのサイズを何台配置できます。という打合せを行い最大限有効活用できるように計画・打合せを進めました。
賃貸ってご存じのように空いているとオーナー様の負担になってしまいます。住居系は運営をする上で比較的ローリスク・ローリターンですがテナント系は住宅に比べてハイリスク・ハイリターンだといわれています。なので1階をテナントとして2階から上を住居系にしてリスクを軽減している物件をよく見かけるのは、実はそういう事なんですね。
《余談!賃貸経営について》
町中を見渡すとたまに見かけませんか。1階がテナントや店舗で上の階が住戸の賃貸マンションや賃貸アパート。これってなんでだかご存じあります?
今回はこのことについてのちょっとした余談です。
賃貸経営をするときに考えなければならないのが利回りです。利回りとは収入と支出の割合の話です。ほとんどの賃貸物件は借り入れをして建てることが多い為、利回りは一桁%のところが多いと考えられます。もし〇世帯はいらなくなれば赤字になるかも・・・。というシミュレーションを建てる前に行います。
その時に検討されることの一つにテナントや店舗用の賃貸物件を作るかどうかです。
なぜ作るかというと住居より高収入が期待されるからです。ではなぜやる人が少ないのか。それはハイリスクハイリターンの事業だからです。住居よりもターゲット層が少ないことは明白なので入るか入らないかはギャンブル的な要素も含まれるかもしれません。
そこで1階テナントや店舗で上階は住居という賃貸経営です。上階を住居にすることでリスクヘッジを行いながら1階の店舗やテナントが入れば収益が上がるという仕組みになっています。
なので立地がいい場所や大通りに面する土地なんかには1階店舗やテナントの賃貸の建物を見かけるんですね。
《今回の物件のポイント》
出入口にはスロープと自動ドアを設置し、利用しやすいつくりとして計画しています。
最低限の内装工事を行い今回のトランクルーム新設工事は無事完了です。
トランクルームの量や大きさなどを検討して今回はイナバ物置のグループ会社へトランクルームの本体をお願いすることになりました。既存のカタチや大きさによって既製品を利用したほうが安く押さえられるや造作で作ったほうが安い場合があるのでトランクルームをご検討の方は両方から検討してみてはいかがでしょうか。
事業を始めるときの鉄則ですが初期投資をなるべく減らして固定経費をかけずにスタートする事を心掛けたいですね。
工事場所:茨城県つくば市千現
対象物件:賃貸マンション、テナント
構造:鉄筋コンクリート造
工事:新設工事
工事範囲:内装、外装
内容:トランクルーム新設
自動ドア新設、間仕切り撤去、トランクルーム新設、床長尺シート張り、クロス張替、外構アプローチ、外構工事、スロープ新設