外装リフォームとセルフリノベーション。つくば市松代、ツーバイフォー中古住宅。
《なぜリノベーションが必要になったのか》
今回、お客さんが購入した中古物件(中古住宅)は、レストランか何かの飲食店をしていた店舗併用住宅として利用されていた建物となります。もちろん、住宅として住むには不必要な設備が数多くあり、そちらの撤去と断熱性能の向上を目的としたリノベーションを行いました。
お客さん自体もDIYに興味を持たれていたようで外装や水廻り・床工事は弊社(クオリティアール)が担当し、壁の下地や仕上げ工事についてはお客さんご自身が工事されていました。噂によるとまだ継続中だとか・・・。
《お客さんの想い》
この建物に住むにあたり、断熱性能と水廻り・外装の工事は優先順位が高かったそうです。外装も外壁塗装のみではなく、断熱性能を向上させるためにサッシ交換から行いました。サッシ交換が済めば、外装は塗装をすれば、とりあえずの外装メンテナンスは完了です。その他、取合いや既存部分の防水処理や補強もさせて頂いております。
次に内装です。内装はシステムキッチンの移設、システムバス交換・洗面化粧台・便器・手洗い交換(水廻りで思いつくものはほとんどですね・・・。)とLDKの床(フローリング)工事も行いました。
それと同時進行でお客さんのセルフリフォームをしていました。お互いに邪魔をしない様に作業をしていたところとても素敵だと私自身感じておりました。
弊社クオリティアールが自分でお伝えするのもあれですが、工事中にお客さんのセルフリフォームを許可する会社って珍しいと思いませんか。そんなところも気に入って頂いた一つなのではないでしょうか。
《今回のリフォーム・リノベーションのポイント》
冒頭からお伝えさせて頂いているようにセルフリフォーム(DIY)と弊社の工事の共存が一番のポイントだと思います。
水廻りや雨漏りなど不具合が出てしまうと建物に支障が出る場所は弊社にお任せいただいて、そのほかはお客さんが工事をする。こんな工事、なかなか無いと思います。
本題のリノベーションのポイントですが、戸建住宅においてキッチンや洗面台などの水廻りの移設(移動)はお客さんが思っている以上に容易にできることがあるという事です。実はこの建物ではいろいろな工事をさせて頂いており、キッチンの移設・お風呂拡張(拡大)工事・床のやり替えなどなど、写真では伝えきれないことも工事させて頂きました。その経験を踏まえお伝えしたいのが、水廻りの移設(移動)は床下があれば容易にできるという事です。
その反面、ツーバイフォーの建物は照明の移設が容易ではないケースがあります。これは天井裏にスペースが無い事が要因です。
水廻りの移設まで視野に入れると中古住宅を選ぶポイントが変わるかもしれませんね。
《施工上の注意点》
この建物で一番注意が必要なところはツーバイフォーの建物だという事です。
ツーバイフォーとは外国から輸入してきた建物の構造で日本の建物が昔から採用している在来軸組工法とは構造の考え方が異なります。
すごく簡単に説明すると在来軸組構造とは柱と呼ばれる縦材と、梁と呼ばれる横材に筋交いや火打ち材などの斜め材で補強して作られる構造に対し、ツーバイフォーは面で耐力を持たせる構造です。ですのでツーバイフォーの建物は一般的に壁が抜けないといわれているそうです。しかし絶対に抜けないわけではなく、構造を確認し、補強などをすれば壁を抜ける場合があるのでダメもとで一度相談してみてください。
工事場所:茨城県つくば市松代/
対象物件:戸建て(中古住宅)/
構造:木造(ツーバイフォー:2*4)/
工事:リフォーム、リノベーション/
工事範囲:内装、外装、セルフリノベーションお手伝い、DIYお手伝い/
内容:住宅設備工事、外壁塗装、キッチン交換、在来浴槽→ユニットバス交換、便器交換、内部造作、サッシ交換、外壁、断熱工事、壁・天井仕上げ工事はお客様で