天井裏にグルニエ(天井裏収納)という名の秘密基地。つくば市二ノ宮戸建 中古住宅 内装工事
《なぜリノベーションが必要になったのか》
まずタイトルにあるグルニエ(天井裏収納)をご存じありますか。最近では、聞くようになった言葉かもしれませんが、天井裏収納やロフトとお伝えすればわかりやすいと思います。今回、工事させて頂いたお客さんはなるべく多くの収納が欲しいという要望より天井裏収納という選択をしました。
新築時であれば収納の場所や大きさをご自身で決めることができますが中古住宅や建売住宅ではそうもいきません。そこでお伝えさせて頂いたのはグルニエはいかがでしょうかという事です。
もちろんどの家にも作れるわけではございませんが、どの家にもグルニエ(天井裏収納)を作れる可能性があります。
一度、確認して頂いてはいかがでしょうか。
《お客さんの想い》
収納スペースにお悩みだったお客さんはグルニエというアイディアにより収納スペースを確保できましたがもう一つ問題がございました。それはどれくらいの大きさにするかという事です。必要最小限の大きさにして将来、足りなくなったら・・・。そんな思いからできるだけ大きく取れるだけのスペースで作らせて頂きました。
小屋裏はとても暑くなることが予測させましたので断熱材とエアコン用のコンセントも提案させて頂き付けさせて頂きました。
スペースさえあればどう使うかどうかはお客さんの生活次第ですからね。
《今回のリノベーションのポイント・注意点》
グルニエやロフトをつくる際に注意点があります。それは床から天井までの最大の高さが1400mm以下にしなければなりません。1400ｍｍを超えてしまうと延床面積(建物の総床面積)に入ってしまい固定資産税の対象となってしまいます。高さが1400ｍｍ以下であればどれくらいの大きさにしても固定資産税の対象にはなりません。
その固定資産税の対象にするかどうかの検査についてですが家屋調査と呼ばれる調査で判断します。
しかし新築時に検査を行うことがほとんどですので、それ以降で工事をおこなってもバレることは少ないそうです。こっそりやっている方がいるとかいないとか・・・。
そして実はどのお宅でもグルニエ(天井裏収納)をつくる可能性があります。できるかできないかの判断をするために必要な要素は屋根の形状次第や2階の間取りによって制限がかかってきますので事前の調査は必要不可欠です。そしてグルニエをつくる際に注意すべき点は断熱ラインと小屋束の位置です。
断熱ラインとは、
現在の建物のほとんどは建物の外周部分を断熱材で隙間ができない様に覆っています。その断熱材が設置してあるところを断熱ラインと呼んでいます。
この断熱ラインが屋根面なのか天井面なのかによって新たに断熱材を設置するかどうかが決まり価格にも差が出ます。
また小屋束と呼ばれる屋根を支える柱の設置位置も重要になります。広く取りたいのに小屋束(柱)が邪魔になったり・・・。こちらも図面で確認するか、実際に天井裏を目視確認しないとわからない部分です。
天井点検口が無いようなお宅では事前調査ができませんので注意が必要かもしれませんね。
工事場所：茨城県つくば市二ノ宮／
対象物件：戸建て(中古住宅)／
構造：木造(在来軸組み)／
工事：リフォーム、リノベーション／
工事範囲：小屋裏、内装／
内容：グルニエ(屋根裏収納)新設・カップボード取付。内部造作、下地造作、断熱材、天井壁べニア張り、大工工事、床クッションフロア張り
