【まつコラム】新築と中古リノベの違い。まつしゃちょーが中古リノベをおススメする理由
なぜか日本って新築って憧れるし、人生の夢みたいなイメージありますよね。夢のマイホームなんてコマーシャルもやってたくらいですから当然だと思います。自分で土地を選んで自分が好きな間取りやデザイン・設計士さんと相談して自分好みの家をつくっていく・・・。
憧れますよね♪私も憧れていました。
その当時の私は中古物件に対するイメージはほとんどなく、正直、戸建に家に住むなら新築が当然くらいのイメージを持っていました。その原因としては先入観や固定概念に縛られていたことが多く、間違った情報ばかりを得ていたのだと思います。
この記事を読んで頂いている方の中にも中古物件に対して「古い」「汚いくない?」「大丈夫なの?」「構造的に不安!」などのあまり良いイメージを持たれている方って多いと思います。建物を購入して失敗はしたくないですよね!
しかし家を購入するなら新築がいいってイメージは日本くらいなのってご存じですか?日本の新築と中古物件の比率は、新築の割合が80%、中古は20%くらい、アメリカでの新築の割合は20%、中古の割合は80%ともいわれています。
その理由として構造や気候・風土なども関係してくると思いますが、アメリカだと中古物件の方が既に誰かが住んでいたからどこが悪くてどこが丈夫かが分かると言います。これは一つの例なので一概には言えませんが、確かにと思う部分もありますよね。
あと日本が新築を好む理由の一つに構造があります。
日本に昔からある在来軸組工法の建物であれば数十年以上もつ可能性が大いにあります。在来軸組工法とは神社や仏閣などのthe日本建築と呼ばれる建物の多くに使われている構造です。長いもので1000年近く持つものもありますね。
逆に現代のハウスメーカーなどの建物は一世代もてばいいという考えの建物もあることも事実ですが、またの機会にでも・・・。
建物がもつかもたないかは大きく分けて3つの要因があります。
それは・・・
➀構造体がしっかりしているかどうか
②外装(屋根・外壁)のメンテナンスを定期的に行っているか
③人が住んでいるかどうか
この条件を満たしている建物は、長く持つ可能性が高いと考えています。
私自身、リフォーム・リノベーションの仕事をするまでは、新築の方が良いというイメージを持っていました。しかしリフォーム・リノベーションに携われば携わるほど中古物件もありかも・・・。と思うようになりました。
もちろん中古物件を購入するにあたり注意しなければならない点は多くありますが、それは新築を建てる際にも同様のことが言えるので今回は中古物件と新築戸建てを検討するにあたりメリットとデメリットを私なりにお伝えできたらと思います。
まずみんなが憧れる新築に対してのメリットと中古物件のメリットは
新築の【メリット】
・自由な間取り設計ができる
・自分好みの空間をつくれる
・新しい・キズがない
・システムキッチンやシステムバスなどの住宅設備が最新
・修繕費用が掛かるまで年月がある
中古物件の【メリット】
・価格が安い
・状況により価格交渉がしやすい
・立地面での選択肢の多さ
・実物を見てイメージしてから購入が可能
・実際の生活環境が確認しやすい
・住むまでの期間が短い
中古物件を購入する際の最大のメリットは建物や周辺環境の把握ができ、購入前からイメージしやすいことがあげられると考えています。また新築よりも好立地を選ぶことができる可能性があります。新築を検討した場合、更地を探さなければならず、土地開発をし始めたところ以外での更地はなかなか見つからないことが多い為、新築を検討される方の多くは土地探しがネックになっているようなイメージがあります。
それに比べ中古物件は住んでいる方の生活環境の変化で売買される方が多く、タイミングが合えば好立地の場所と巡り合う可能性があります。
そして私が中古リノベをおススメする理由についてです。ちなみにリノベーション会社の代表だから中古リノベをおススメしているわけではありませんよww
昨今、材料費の高騰をはじめ、様々なものの価格が上がってきています。以前のようにリーズナブルな価格で新築を建てるということが難しくなると考えています。ここ数年で木材や設備関係の価格がどれくらい高騰したかご存じですか?
・・・モノにもよりますが1.5倍~3倍以上になっています。ガソリンだって数年前と比べ1.5倍以上になっているわけですからこれからも物価高騰は続くのではないでしょうか・・・?となるとなるべく初期費用はおさえたいと考えますよね。
どちらが失敗するリスクが少ないでしょう?だからこそ、中古物件の購入を視野に入れてみてはいかがですか。
とはいえ、中古物件にデメリットがないわけではありません。
新築と比べるとデメリットはあります。汚いやキズがある、各所メンテナンスや機器関係の交換時期が近い、中には以前住まわれていた方の生活臭が残っていたり、様々なことがありますがリフォーム・リノベーション、クリーニングなどを行うことで対応が可能です。
また中古物件の立地などが満足いくモノだとしても中古物件を見学したら内装や間取りがご自身の理想とするイメージとの違いに諦めようと思ったりしていませんか?
正直、すごく勿体ないです。リフォームやリノベーションにはみなさんが思っている以上の可能性があります。
クロスや床の張替え、キッチンや浴室、トイレなどの住宅設備機器の交換はもちろん間取り変更や増築をするケースだってあります。過去、工事をさせて頂いた事例を紹介させて頂くと、一部屋分の増築、キッチンや浴室の位置変更、浴室がない場所へ浴室の新設をしたり、2部屋を大きな一部屋にしたりとリノベーションの可能性は大いにあります。
詳しくは事例を確認↓↓
事例 | 茨城で新築、リノベーションならQuality R株式会社(クオリティアール) (quality-res.com)
まずはご自身で判断せずにお知り合いに相談してみてください。もしお知り合いがいらっしゃらない場合はお気軽に私に相談してくださいね。
その時に最も大切にしてほしい事を最後にお伝えします。何事にもそうですが、それは優先順位を決めてから相談して頂くことです。
予算なのか、使い勝手なのか、自分好みの空間なのか。私がお打合せさせて頂いたお客さんにお伝えしていることは、要望や思っていることを全て掃出してもらうことです。すべてを把握したうえで一つずつ優先順位をつけていくことが重要になります。
ぜひ一度、中古リノベを視野に入れてみてくださいね。